#7 2013-2014 孤高の元旦宗谷岬アタック-1

by 十兵衛 on 2014年2月3日, no comments

(2013.12.26-2014.01.05)

 

2012年の年暮れ、紅白歌合戦が終わり、テレビを見てると宗谷岬からの中継がありました。

なんとそこに映っているのは自転車・バイク乗りの方々。冬の北海道、雪道をバイクで宗谷岬まで、とにわかには信じがたい事でした。訳のわからない奴らがいるんだなと。雪の上ってバイクは走れませんから・・・・。

しかしその強烈なインパクトは、私自身が1年後に宗谷岬を目指そうとする動機付けに、十分すぎるものでした。

2013年のお正月休は「元旦 宗谷岬 バイク」をひたすら検索し続けた記憶しか残っていません。

******************************************************************

さて、行程は12/27~1/5の10日間です。そのうちフェリーで片道2日、往復4日がつぶれてしまうので、実質6日間の北海道旅行となります。

小樽から宗谷岬まで片道3日。夏場なら1日で着いてしまう距離ですが、天候、技量、精神力、体力等々、未知数なものが多すぎるためどれだけ時間がかかるか見当もつきません。お正月休みを最大限に利用して宗谷までいけなければそこまでってことで。

 

これだけ不安に苛まれて出発したツーリングは久しぶりです。

******************************************************************

DSC_7032

・・・・・・で、雨。静岡を出た時点で小雨が降っており、京都の実家につくまでやむことは無く、いつも通りといえばいつも通りの始まりで妙な安心感があります。

******************************************************************

P1060603

しかし安心していたのもつかの間、フェリー乗り場のある舞鶴へ向かう途中、雨が雪に変わりました。しかも湿った重たい雪で体中にまとわり着きます。

まさか北海道へ上陸する前に雪に降られるとは思っても無く、不意を突かれたものですから

 

・・・・焦りますよね。

 

3分と走らないうちにシールドに雪が積もり見えなくなる、走行ラインが見判らない。

しかし幸いなことに積雪は1~2cmと言ったところで視界さえ何とかなれば何とかなる状態。

******************************************************************

P1060610

舞鶴に入ってからの雪でもあったため、何とかフェリーターミナルには到着できました。

この時点ですごい不安ですよね・・・。北海道の雪の降り方って本州の比じゃないのくらい行かなくても判ります。フェ、フェリーに乗って良いものか結構悩みましたが、

 

バイクが既に4台も止まってる・・・・。

 

舞鶴発は13年の最終便でしたが、明日には敦賀、新潟便、太平洋航路などもあることから結構な人数がいるのでしょうかね。

ちなみにこの便には10台のバイクが乗りました。

******************************************************************

P4-800_chart00_20131227_09

引用元:株式会社ウェザーマップ『気象人』(http://www.weathermap.co.jp/kishojin/)

フェリーは無事出港したものの、この天気図。素人の私が見てもミラクル危なそうなのはよくよく判ります。はい。ホントわかりやすいです。低気圧しかないんですから・・・。

 

もちろん日本海は超ファンタスティック大荒れエンドオブザワールド。

 

舞鶴港を出た瞬間に船酔い。私は仏になれると悟った瞬間でした。横になってることしかできず、飲み物を飲もうと起き上がれば気分が悪くなる次第。寝てても背筋がスーっとするような上下の激しい揺れ、船体に穴が開くんじゃないかと思うほど激しく波が打ちつける音・・・・。

小樽港着が3時間遅れるとのことでしたが絶望的な3時間でした。生まれて初めてベッドで横になったまま、おにぎり食べました。フェリーに乗っていた約24時間中、トイレに立った3分間以外ごろごろしていました。人生で一番ごろごろしていた一日です。

唯一の救いだったのは客室が2等寝台であったことですかね。

ちなみに新潟便は欠航した模様・・・。北海道に上陸することはできたのですが、良かったのやら悪かったのやら。

******************************************************************

DSC_7036

小樽上陸後はフェリーターミナル出た交差点を左に。

曲がってすぐ見える24時間営業の「オスパ」はバイク乗りにとって有名な温泉施設ですね。

2000円ほどで一晩、休憩室とお風呂が使えます。

******************************************************************

DSC_7037

さてさて、ここからが本当の本番です。

 

北海道初日の朝は6時ごろに小樽を発ち、旭川へ向かう予定です。

それにしてもバイクの側面に雪が積もるんですね。積もるというか吹き付けるというか・・・。こんな雪が積もった状態でもちゃんとセルでエンジンかかるんですから感動です。ただ一発目はウンともスンとも言わず絶望感に浸ったのはここだけの話。

******************************************************************

DSC_7038

オスパからの道のりは除雪が終わったばかりの圧雪路で、かなり快適でした。狙い目は早朝ですかね。初、雪道デビューでしたが思いのほか普通に快適に走行できました。

 

自作スパイクタイヤは伊達じゃないことが早くも証明されました。

うれしいですし、走ってて楽しいです。

******************************************************************

DSC_7046

暫くして、ここは小樽から50km走った石狩郡当別町周辺。

バイパスを走っていたのですが急に吹雪となり危険すぎるため脇道に避難中・・・・・。

 

「走ってて楽しいですね」

 

・・・・早々に前言撤回せざるを得ないです。

また吹雪いて視界がほとんど無く、道路に積もり、車が走り轍となって、ハンドルが取られ 、精神をすり減らしの悪循環がつづき、やっと一息ついたときです。

 

決して冬の北海道を甘く見ていたわけではないのですが、雪の降らない本州の人間からすると想像し得ない厳しさです。大げさかもしれませんが、バイクで宗谷を目指された方なら共感していただけるはずです。

******************************************************************

DSC_7043

そしてバイパスは絶対走っちゃダメですね・・・・。除雪した雪が積み上げられてて路肩に非難することもできず、脇道へもなかなか入れず危険です。 またこのように太陽が出ていないと轍が見ない、路面の状態が一切わからないためいつ転ぶか判らない状態で一時も気が抜けません。

 

ましてや高架のバイパスなんて走ろうものなら・・・・。

******************************************************************

DSC_7055

暫く吹雪くと止み、また吹雪いては止みの繰り返しでしたが、 やっと太陽が出ました。これで路面状況がある程度わかり、多少楽になります。しかしながら、相変わらず路面はボコボコでハンドルが常に振られる状態なので気を抜くことはできません。

走ってきた岩見沢、砂川周辺は地元の方々も常に吹雪いてると言う、宗谷岬へ行くには通らねばならない登竜門です。

運の無さを嘆いていた私に踏ん切りをつけさせるには、これ以上ない情報でした。

******************************************************************

P1060648

吹雪いてきのたで休憩したのは道の駅ハウスヤルビ奈井江です。

道の駅へ入った直後に雪がぴたりと止むのはやめてほしいですね・・・。でもそんな急な天候の変化は珍しいことではなく、本当にコロコロと天気の移り変わりがとても激しいです。

 

そして小樽からここまでの100mkに要した時間は休憩を含め約5時間。岩見沢周辺の道路状況、天候の悪さの影響がかなり大きいです。国道12号をメインに走ってきましたが、復路では別ルートも視野に入れる必要がありそうです。

******************************************************************

DSC_7068

相変わらず路面が悪い状態が続きましたが、滝川を越えたあたりから圧雪路に変わりました。

除雪が入ったんですかね。

一気にペースが上がり、車の流れにも余裕でついていけます。次に目指すのは旭川で残り約20km、今日の宿泊地でもあります。本日は無理をせず泊まれるところで泊まることにしました。

******************************************************************


大きな地図で見る

ホテルに到着したのは14時過ぎでしたがこれ以上欲を出してもいいことは無さそうなので明日に備えます。旭川駅近くのコートホテル、シングル4000円で、旭川のビジネスホテルは大体これくらいが相場でした。

本日の走行距離は約170km、所要時間は約8時間、平均速度はまさかの21km/hでした・・・・。

明日は早朝の除雪直後を狙って距離をつめる作戦です。

******************************************************************

IMG_1265

さてさて、今夜のお楽しみです。

******************************************************************

IMG_1264

旭川ラーメン。梅光軒本店へ行きました。

******************************************************************

 

IMG_1262

一日中氷点下の中を走り続けた満身創痍の私には染み込むおいしさです。醤油ラーメンですが、独特な動物系の旨みがあり、好みは分かれるかもしれません。

和歌山ラーメンなど獣臭のするラーメンを好む私などはお気に入りラーメンのひとつになりそうです。

******************************************************************

一日かけて170kmしか走ることはできませんでしたが、宗谷岬まであと240kmです。残り2日なので少しは気が楽ですかね。当初は宗谷岬までどの道で行こうかと悩んでましたが、実際行ってみるとルートはほぼ択一でした。

詳しくは後ほどまとめたいと思います。

******************************************************************

 

まだまだ終わりません。第二部、二日目へ続きます。

 

>>> #8 2013-2014 孤高の元旦宗谷岬アタック-2

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です